舞台

プロローグ
ゲーム画像
ゲーム画像
アメリカ……
自由と希望の新天地。
人々は、野心と夢を胸に、新大陸を目指した。

そして、独立戦争、南北戦争を経て、
アメリカは政治的にも経済的にも成熟を迎える。
スチームレボリューション(蒸気革命)で生み出された
「蒸気」という新たなエネルギーは、
大陸横断鉄道や、飛行機、自動車などを生み出し、
新大陸に住む人々は、新たなフロンティアを手に入れた。

だが……その一方で、
人型蒸気と呼ばれる、蒸気機関を動力源とする人型兵器も生み出される。
無人化された人型蒸気は、時に暴走し、脅威となることもあった。
人々は暴走した人型蒸気のことを「野良蒸気」と呼び、自衛のため、街ごとに騎兵隊を組織して、これに対抗した。

1927年……
一人の少女が荒野を駆けていた。
少女の名は、ジェミニ・サンライズ。
愛馬ラリーと共に、故郷テキサスを後にし、
夢とあこがれの紐育を目指して、アメリカ大陸を駆け抜ける。

蒸気文明が発達した架空の大正時代である「太正時代」を描き続けてきた『サクラ大戦』シリーズ。本作『サクラ大戦V EPISODE 0』では舞台はアメリカに移り、蒸気文明の発達した架空のアメリカ合衆国を体験できます。ここではその世界をさらに楽しむための新しい言葉、これまでのサクラ世界で登場した言葉などのうち一部を紹介します。

■野良蒸気
蒸気文明はその発達に伴い広大なアメリカ大陸にも瞬く間に広がっていき、アメリカ繁栄を担う大きな力になっている。しかし、今年に入ってから怪事件が全国各地で発生するようになった。無人の蒸気機械がある日突然暴走するというものである。
特に問題になったのはダグラス・スチュワート社の無人兵器である。これらの兵器は元々地方での自警団への供給目的で全国レベルに配備されていたが、約半年前の日本でのブレントによる事件と呼応してこれらが一斉に暴走する事となった(一説にはパトリックの死により指揮命令が止まったからではないかとも言われるが定かではない)。
これら人の命令を聞かなくなった暴走人型蒸気は、人々から「野良蒸気」と呼ばれ、恐れられている。
野良蒸気は各地の自警団=騎兵隊の活躍により、現在では都市部では見られなくなったが、地方では野良蒸気はかなりの数が確認されており、騎兵隊の活躍に期待がかかっている。

■ダグラス・スチュワート社 (D・S社)
アメリカの企業で、アメリカ最大規模のコングロマリット。自動人型霊子甲冑・ヤフキエルシリーズに代表される兵器部門が特に有名だが、兵器以外のものも開発しており、アメリカ家庭にある蒸気製品には必ずといっていいほどD・S社の製品があると言われている。
前社長ブレントが日本で引き起こした一連の事件と彼の死に連なる野良蒸気の問題などによって、本土でも世論の反発を買い、一時はかなり大きなダメージを受けた。
しかし新社長はすべてをブレントの責任としつつ、会社組織内の一新を公言し、現在一時期ほどではないものの会社を立て直しつつある。ただしその大きな理由は社長の手腕ではなく世界の軍需産業を担っていることによる軍隊との強い癒着によるものではないかとも言われている。
(D・S社は劇場用映画『サクラ大戦 活動写真』、OVA『サクラ大戦 エコール・ド・巴里』第3話にも登場しています)

■ヤフキエルII (JAPHKIEL II )
日本の帝都防衛にも輸出が計画された自動人型霊子甲冑「ヤフキエル」をベースにさらに強化、局地制圧用として開発された重機動型のヤフキエルである。
重量限界の装甲と圧倒的火力によって、一個体としての戦闘力を極限まで高めた。日本へ輸出したヤフキエルに関しては内部動力に降魔を使っていることが発覚したが、このヤフキエルIIは新たな動力源を利用している。
(ヤフキエルは劇場用映画『サクラ大戦 活動写真』にも登場しています)

■騎兵隊
元々は各地の街の自警団であったが、ここ半年の野良蒸気の出現によって強化、組織化されたもの。野良蒸気の機動力に対抗する為に武装を施した蒸気バイクを使っていることから「騎兵隊」と呼ばれている。
 各地の騎兵隊はそれぞれが別組織でありながら野良蒸気撃退のために情報を取り合っており、野良蒸気根絶も時間の問題と言われていたが、最近それを妨害する怪人の存在が確認されている。

■トライサイクル
前二輪、後一輪の蒸気バイク。
アメリカ西部の不整地を走るために開発されたもので、前二輪のおかげで安定性が高い。様々な自動車会社から発売されており、ツーリング仕様から、戦闘用まで様々。また、最近ではカウボーイもトライサイクルに乗って牛を追っていたりする。

■黙示録の三騎士
本作でジェミニと対立する魔人・パトリック。人型蒸気を操り、アメリカ大陸を混乱に陥れる彼には3人の部下が存在する。彼らを総称して黙示録の三騎士と呼ぶ。
三騎士はジェミニと同様時代遅れともいえる馬にまたがり、常にパトリックの傍にいる。
彼らはパトリックが自らの野望のため、再誕の術(リ・バース)で復活した者たちで、パトリックが日本へ渡る前から今回の準備を秘密裏に進めていたらしい。予想外の事態により日本で命を落とすこととなったパトリックだが、彼の亡骸は彼らが持ち帰り、復活前の仲間一人の肉体を利用する事で、パトリック自身も蘇ることとなった。
なお彼ら三騎士は再誕の術によって別の肉体と融合されたため、外見は人間であるものの、その正体は人ならざる存在である。そのため、戦いの際にはその本来の姿を現すという。


トップはじめに登場キャラクターゲームシステムアドベンチャーパートアクションパート情報コーナー特報


logo トップへ