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『サクラ大戦(サクラ大戦 〜熱き血潮に〜)』
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文明開化より五十余年……。
帝都・東京は、西洋文化と日本古来の文化が入り交じったモダンな街並みが軒を連ね、そこを走り抜ける蒸気鉄道、馬車、人力車、そして蒸気自動車、空には飛行機が飛び交い、町の地下には地下蒸気(地下鉄)の線路が張り巡らされているなど、高度な文明都市が築き上げられていた。
しかし、その反面、怪物や呪術が実在する幻想都市でもあった。
陸軍ではとても手に負えない特殊任務や人命救助、そして異形の化け物から帝都を守るべく結成されたのが、陸軍所属から独立した政府直属の対降魔(こうま)組織、帝国華撃団(ていこくかげきだん)「花組」、略称「帝撃」である。
集められたメンバーは、昼は大帝国劇場のスターの顔を持つ若き少女たち。
独自の装備と特権を持つ「帝撃」は銀座に「花組」の本部があり、大帝国劇場の地下には司令部が設置されている。
その他浅草・花やしきにも支部があるという……。
そんな「帝撃」に、一人の青年将校が転属してきたところから、この物語が始まる。
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