『サクラ大戦・紐育レビュウショウ～歌う♪大紐育♪３～ラストショウ』開催記念スペシャルトークイベント

2008年7月12日土曜日。30度越えの暑さの中、秋葉原にある「キュアメイドカフェ」にて、いよいよ開催まで２ヶ月を切った『歌う♪大紐育♪３』への溢れる思いを語るべく、ジェミニ・サンライズ役の小林沙苗さん、大河新次郎役の菅沼久義さん、そして音楽監督の田中公平先生のトークイベントが開催されました。

参加できなかった皆様にも、キャスト＆スタッフ陣の熱い気持ちを少しでもお届けするべく、トーク内容をダイジェストでレポートしていきます！

【『歌う♪大紐育♪３～ラストショウ～』をひかえて】

菅沼	「ぶっちゃけ台本をまだ頂いていないので･･･（笑）。新曲を録ったから、新曲を歌うことは分かっているんですけど、曲順だったりとか、新次郎とスターファイブがどう絡むかはわからないんですよ。なので逆に楽しみです」
小林	「でも私、さっき控え室で、公平先生が持ってた台本をちょっとだけ盗み見したんですよ（笑）」
田中	「まだ仮のものなんですけどね。台本はね～、例年遅いんですけど（笑）今年はとくに、だいたい出来上がったところで急遽ラチェット（久野綾希子）さんの参加が決まったので･･･」
小林	「そっか！全部書き直してるんだ」
田中	「だから、ラチェットさんの曲もね、書かなくちゃいけないんですけどなかなか書けないんですよ（笑）」
菅沼	「じゃあ、お客さまは当日までのお楽しみですね！」

【歌謡ショウを初回公演から観てきて】

田中	「今日のお客さまの中にも、初回公演から来ていただいている方もいらっしゃると思います。本当にありがとうございます。最初の頃はオケ（生オーケストラ）もあってね、途中無くなったり復活したりしてたんだけど、紐育でも本当は私が指揮をしたかったんですよ。まぁ、色々事情もあって、叶わなかったんですけど･･･。でもね、最後の公演ですから本気でみんなで楽しもうと思っています！千秋楽なんて、どうなるかわかんないですよ（笑）」
菅沼	「悲しむだけで終わらせたくないですよね」
田中	「うん。自分の青春とか、そういうものを全部重ねてね。人生こんなことがあった、歌謡ショウに携われて本当に良かった、みたいな良い終わり方になるのが、われわれにとってもファンの皆さんにとっても幸せなことなんじゃないかなって」
小林	「そうですね。皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります！」

【過去の公演を振り返って】

田中	「二人はどう？今まで二回やってきたわけだけど」
菅沼	「僕はそれまでほとんど舞台の経験がなかったので、一回目は緊張しっぱなしで終わって、二回目でやっと『あ～こういうものか』ってなんとなくわかって、今回ようやく楽しめるんじゃないかなって」
田中	「新次郎はサクラの舞台は観たことあったの？」
菅沼	「はい、何度か。事務所の先輩が出ていらしたので。まさか僕がその『サクラ』に出れることになるなんて、たぶん誰より自分が一番びっくりしました」
田中	「ジェミニは観たことあった？」

小林	「私は『新宝島』からだったかな。その時はもう、自分がこの舞台に出るかもしれないって分かってたので、『わぁ･･･飛んでる･･･』とか『色々なことやってるなぁ･･･』っていうのが気になっちゃって（笑）。実際演ることになった時は、ほとんど初めてのメンバーだったので、チームとしてもまだギクシャクしてたし、自分自身もいっぱいいっぱいだったし、そこに居ることが精一杯でしたね」

【パンフレット＆ブロマイド撮影秘話】

小林	「そういえば、今回のパンフレット撮影って、新次郎が私の前に写真撮ってたでしょ？」
菅沼	「うん、撮ってた撮ってた」
小林	「私が準備してたらね、スタジオのほうから『ヒュ～ゥ！』とか『ウォ～ゥ！』とか聞こえてくるの！（笑）『え？な、何なの？』って」
田中	「？？　何だったの？」
小林	「セガさんとレッドさんが『次、これ撮りましょう！』とか盛り上げてくれてたんです（笑）。　　　前回は恥ずかしかったから、あんまりいろんなポーズが出来なかったんですけど、今回はゲームのジェミニと同じポーズをしたり、結構動きがついたと思います」
菅沼	「僕はね、可愛くっていわれたからこんなポーズ（上目づかいでブリッコポーズ）をしたら『それは無いです･･･』って（笑）」

【レコーディング秘話】

菅沼	「僕は二曲歌ったんですけど、最初が『♪ひらめきピピピ』って曲で･･･」
小林	「何だそのタイトル！！（笑）」
菅沼	「すごいタイトルでしょ！？タイトルも歌詞もすごいんですけど、曲もすごいんですよ！あの詞からよくぞこの曲を生み出すなぁって」
田中	「どんな曲でも作りますから（笑）『♪～ピピピ』はワンペアと歌うんだよね」
菅沼	「そうです。プラム（麻生かほ里）さんと杏里（本名陽子）さんと三人で！」
田中	「この曲には、新次郎にアドリブパートがあるんですよ。レコーディングではワンパターンしかとれないんだけど、本番では日替わりで･･･」
菅沼	「ハードルを上げるなぁ･･･」
小林	「じゃあ、お客さまはそのつもりで本番をお楽しみに！（笑）」
田中	「新次郎はすごいんですよ。最初に歌を聴いたときは『なんとまぁ･･･。大神（陶山章央さん）も困ったけど、新次郎も･･･』って思ったけど（笑）、毎回レコーディングごとにどんどんどんどん成長してる。『♪～ピピピ』もいい曲に仕上がりましたよ」

菅沼	「もう一曲は、スターファイブと新次郎で歌う曲（『♪５つのレシピ』）ですね」
田中	「新次郎がヘコんでて、スターファイブがみんなで慰めて、新次郎は立ち直るっていう歌です」
菅沼	「みんなが新次郎のことを想って歌うっていう･･･」
小林	「私･･･初めて新次郎のことを想って歌いました」
菅沼	「ええぇ！？今まで想ってなかったの！？」
小林	「まったく！そういうの考えずに歌ってた（笑）」
ここで『♪５つのレシピ』ワンコーラス生歌披露！素晴らしいハーモニーでした！
田中	「さっき控え室出る５分前に歌おうかって言ったんだよね（笑）」
小林	「もう『歌詞書いて書いて！』って焦っちゃった（笑）」
田中	「それでもこのくらい歌えるぐらいになったんだよ、新次郎は」
菅沼	「ありがとうございます！！そうだ、これだけじゃないんですよ！実は双葉お母さん（笠原留美さん）とデュエットを歌うことになったんです！アルバムには間に合わなかったんですけど、舞台でお披露目しますのでお楽しみに！」

【舞台袖のひ・み・つ☆】

田中	「早替え（舞台袖での衣装替え）ってどうしてるの？」
小林	「下手も上手も着替え用の小屋があるんです。　女性専用の。二人がかりで着替えさせてくれるんですよ。下脱ぎながら、もう上を着ているとかそんな感じです」
菅沼	「僕らは見たこと無いからわかんないんですよね。見てたら犯罪ですけど（笑）」
田中	「体が勝手に･･･？」
菅沼	「いやいやいや！！さすがに『体が勝手に･･･』とか『わひゃあ！』とか言ってられないですよ（笑）」
田中	「新次郎はどこでプチミントに着替えてるの？」
菅沼	「僕は男性なのでそこらへんで･･･」
田中	「そうなんだ。意外と艶かしいかもしれないね（笑）」

【『歌う♪大紐育♪３～ラストショウ』へ向けての豊富】

菅沼	「本当にラストなので、悔いの無いように！『あそこ、やっぱああしとけば良かったなぁ』って思いたくないので、自分のもてる力の限りをすべてぶつけて、もうこれ以上何も出ないぞ」
小林	「３年目なのでさらにパワーアップしたものに、思い残すことは無いって思えるくらいのものにしたいです。去年の公演で客席の皆さんと歌った『♪ここはパラダイス』、あの感動は本当にみんなにハグして帰りたいくらいだったんですよ（笑）。それを超えるくらい、楽しんでいただけるものにしたいなって思います」
田中	「あの盛り上がりはすごかったね！僕、泣きそうになったもん。『♪ここはパラダイス』をみんなで歌うのはいいよね。今年もやろうよ！」
菅沼	「やりたい！」
小林	「やりたいねっ」
田中	「でもさ、それもやっぱり１０年の帝都や巴里の積み重ねがあるからこそなんだよね。だから責任重大だよ、幕の引き方が」
菅沼	「本当の意味での完結ですからね」
小林	「･･･焦った･･･私の最後の挨拶のことかと思った･･･」
田中	「『バキューン！』忘れちゃダメだよ（笑）」
小林	「んふふ･･･あはは♪」

【最後に皆様へメッセージ】

菅沼	「僕は『歌う♪大紐育♪３』にかけているので、ぜひ観に来ていただければ！頑張りますので、よろしくお願いします！」
小林	「これから稽古に入るんですけど、何が出来るのかすごくワクワクしています。ホントに楽しく盛り上がってこの夏を過ごせるようにしたいなと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします！」
田中	「皆様何回来ていただけるか分かりませんが、来てくれれば必ず楽しめる舞台に、一回来たらもう一回来たくなるような舞台にしたいですね！」

約1時間強にも及んだ、このトークイベント。
菅沼さん、小林さん、公平先生の『歌う♪大紐育♪３～ラストショウ』にかける心意気がガッツリと伝わってくる、熱く、そして温かいイベントでした。

８月２７日からはもっともっと熱い舞台が待っています！
皆様、ぜひ劇場でお会いしましょう！！

『サクラ大戦・紐育レビュウショウ～歌う♪大紐育♪３～ラストショウ』

★7月21日（月・祝）には、田中公平先生のライブも開催予定！詳細はこちら。