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2004年8月27日(金)、まだまだ暑い夏が続きます。3回目以降は、もしかしたら雨……!? という状況でしたが、なんとか降らずに一安心……。
ライブショウの前説は、通常は太正浪漫堂・サクラカフェ支配人の役どころなのですが、4回目だけ、なんとベロムーチョ武田役の武田滋裕さんが登場!!
まるで歌謡ショウの千秋楽が蘇ったような光景に、お客様は大笑い! 実は休憩時間中に折笠さんの応援に行った矢先、支配人が急病で…と言われ代役を頼まれたそうなんです!(もちろん、支配人はスタッフルームで元気です♪)
会場は初めから爆笑の渦に・・・。運良く見られた方は本当にラッキーだったかも!?
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折笠さんの登場を今や遅しと待ちわびていると、場内に静かにイントロが響き渡ります。1曲目は『伏姫祈願』。客席後部からの折笠さんが現れると、ステージを見ていたお客様もびっくり!
荘厳な雰囲気の中、白くきらびやかな衣装で登場した折笠さん。…ん!この衣装は2002年8月に行われた歌謡ショウ「新編 八犬伝」で使用した伏姫の衣装ではないですか!!
今回はこのライブのために本物の衣装を特別に借りて頂いたそうです♪ そのステキな衣装を見にまとい、美しい歌声を響き渡らせる姿に、皆息を飲んでステージを見つめていました。
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折笠さんをはじめとする帝国歌劇団のメンバーは、先日歌謡ショウ「新西遊記」を終えたばかり。「お財布の中身も淋しくなったでしょうに、よくお越しくださいました」との言葉に、客席は一気に和やかなムードに。折笠さんの問いかけで、今回お集まりになったお客様の中には8年前の第1回歌謡ショウからずっとご覧になっている筋金入りのファンも数多くいらっしゃることがわかりました。
そして「私の歌謡ショウはこの曲から始まりました」と、2曲目『夜のサンバ』がスタート!
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突然、折笠さんは着ていた羽織を脱ぎ、紅白歌合戦ばりの早変わりを披露! 着物姿からうってかわって、真紅のセクシーなドレス姿に変身しました!妖艶なムードを漂わせ、さながらディナーショーのようにお客様に近づくと、客席はドキドキ。
すると、客席でじっとショウを観ていたとっても“ダンディ”なスーツ姿のダンディ・団耕介役の園岡新太郎さんがステージに登場!! 折笠さんとの華麗なダンスに、もううっとり…。まさにこの曲にぴったりのムード…お2人とも素敵過ぎです♪
その後の園岡さんとのトークでは「新西遊記」の話に突入、折笠さんが『ダンディさんがあんな世界の人だったとは』という言葉に『私も広井さんに言われて初めて知りました』と、客席は大爆笑! 最初は、ダンディ団って3バカトリオかと思っていた…なんていうお話が聞けたりしました。そんな事はありませんよね、今やなくてはならい花組さんを守ってくれている仲間です♪
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MC中、折笠さんは一度舞台袖へ。次の曲『バスは行く行く夢乗せて』曲が始まり、改めて登場すると、またまた衣装を変えて登場! 今度は真っ白なドレスに変身♪
『ダンディ号』と書かれたバスに乗り、ハンドルを手に高らかに歌い上げる園岡さんと、軽やかな声でさわやかに歌う折笠さんのデュエットは、あの海神別荘のワンシーンが蘇るようでした♪
園岡さんが客席に戻ると、そのまま『恋の発車オーライ!』へ。振り付きのノリノリで歌い踊る折笠さんに負けじと、客席も「オーライ!!!」の大合唱♪フロア中に声が響く、歌謡ショウのような一体感!
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雰囲気は一転して、「人は誰でも嘘をつくことがあるけれど、絶対にしちゃいけないのは自分の心に嘘をつくこと」と、『信じられること』がスタート。
折笠さんの静かなささやきが胸に染み入って、客席も自然と静まります。
アップテンポに変わっての間奏では、折笠さんからお客様に「最近嘘ついた?」などとマイクを向ける一幕も。
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そしてここからは「花組のみんなを想って……メドレー」と題して、折笠さんがプライベートでも仲の良い花組メンバーに向けた手紙を読みながらそれぞれの曲を歌うという企画が始まりました。
横山さんには、『努力家の貴方は人一倍練習を重ね、流した汗の分だけ女優の階段を上へ上へと登っていきます』―『口ずさむ歌』
高乃さんには、『私は知っているわ、台本がよれよれになるまで、何度も何度も読み返し、いつも皆の事や芝居の事を考えているんだって事を』―『オンリーマン』
西原さんには、『アイリス・スマイル、アイリス・ボイスは、み〜んなを楽しくさせる魔法です』―『チチンのプイ』
渕崎さんには、『発明品が爆発したって、ちっともめげずに前へ前へ突き進んで行く紅蘭。ひたむきで、純粋で前向きな生き方は、ふっちゃんそのものです』―『メトロで行こう』
田中さんには、『♪声がでないよ〜〜と、発声練習している貴方の声が、一番大声だと気付いていますか? 明日も、巧みに言葉を操って私達を、そしてお客様を楽しませて下さいね』―『チャンバラブギ』
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岡本さんには、『七夕伝説のように、マヤちゃんとはショウの時にしか会えません。日本とアメリカを羽を持った天使のように行きかって、あなたはお客様に夢を届け続けています』―『もしも…』
伊倉さんには、『私は時々、うらやましく思っています。「ぼくはレ二」のたった5文字で、お客様を魅了してしまう、あなたのこと』―『イカルスの星』
そして、富沢さんには、『みっちゃんがいてくれたから、みっちゃんだったらこんな時はどうしていたかしら……と考える時があります。また、貴方と一緒に舞台に立ちたい、これは花組み〜んなの気持ち』―『すみれチャチャチャ』
最後に陶山さんには、『やっぱり貴方には、愛情込めて、これかしら……しっかりしなさい陶山君!』―『甲板フラフラ』
どの曲にも手紙にも、折笠さんのメンバーへの想いが籠められていました。
最後は『わたしの青空』でフロアを周り締めくくり、約50分のライブショウは幕を閉じました。
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前回、岡本さんの回が最多曲数でしたが、早くも16曲という記録を塗り替えるライブとなりました。
夏の終わりの貴重なひとときに集まってくださったお客様には、お土産としてもれなくお馴染みの「ライブショウお箸」がプレゼントされました。テーブル席のお客様の今回の軽食は、「もみじまんじゅう」ならぬ、「かえでまんじゅう」でした(笑)
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