|
|
2004年9月18日(土)晴天、9月ももう半ばだというのにまだ真夏のような暑さの中、今回はレニ・ミルヒシュトラーセ役の伊倉一恵さんの登場です♪
|
1曲目は『トランプの裏表』。ノリの良い前奏が流れ出すと、満席の場内からは大喝采が! 伊倉さんはお手製の三角帽子(この歌に合わせて、トランプのマークがモチーフになってます!)とマント姿で登場です♪
メインステージとサブステージを縦横無尽に練り歩き、美声を披露! 全てのお客様に、この日のショーを楽しんでもらいたいという伊倉さんの気持ちが早くも伝わってきます!
同曲の歌詞にちなんで“一か八かライブ”(笑)と銘打たれた今回のショー。
「レニ役の伊倉さんのことだから綺麗にまとめると思ってるかもしれないけど……さぁ? どうかな?、最後まで辿り着けるかどうか!? とりあえず辿り着けるにかけるっ!」と、観客を笑わせた伊倉さんの言葉通り、サプライズ・リベンジ・爆笑トークありと波乱に満ちた(?)ショウの幕が開けました♪
|
|
|
|
「レニ好きのあなたの人生は?」と、伊倉さんの問いかけから、2曲目の『物語のはじまり』がスタート。“ついてない一日”が始まり愛を見失ってしまったレニファンが、やがてお月様に励まされ、愛を再び見つけていく……というストーリーをレニの曲とMCで構成。
哀しげに歌われた『心は砂漠のように』は、店内映像モニターも白黒やセピアカラーで表現されより一層深みを増し、少しずつ力強さを取り戻していくような『素晴らしき舞台』では伊倉さんの大熱唱に涙を見せるお客様もいらっしゃいました。
そして明るく爽やかに歌い上げた名曲『おはようグッドモーニング』で「お月様に励まされてもう1度愛を見つける事の出来たあなたは、その夜ぐっすりと眠るのでした」と、4曲を通して見事なドラマを披露してくれました。
「レニ好きのあなたはこのような激しい一日になってしまいますのでご注意を(笑)」と締めくくりの軽妙なトークで会場からはどっと笑いがこぼれました。
|
|
|
|
MCコーナーに入ると「突然ですが罰ゲームのライブをしてみようかと思っています。イヤな音を聞かされてしまうんです(笑)」と、謎めいたコメント……。
ここでいう“罰ゲーム”とは、なんと昨年から習い始めたというクラシックギター。3月に開かれた発表会では、感電しているかのように震えが止まらなかったと告白!今回のショウではそのリベンジを果たしたい!と気合充分。
「“リベンジ”なので私が納得するまでみなさん帰れません!!」と宣言し、ドラマ「白い巨塔」のエンディングテーマとしても有名な『AMAZING GRACE』を披露。
“罰ゲーム”どころか見事な弾き語りを演じきり、ご本人もホっとした様子。客席からは感動で涙を流す方も居るほど。拍手が絶えることがありませんでした。「半年前の私、やっつけたわよ!」と、観客の爆笑を誘いました。
|
伊倉さんのギター演奏は、名曲『つばさ』。伊倉さんの大好きな歌なんだそうです。
高度なコード進行で弾き語りにはまだ自信がないとのことで、最初はCDをバックに流して演奏した伊倉さん。なんと、第3回の公演では、会場に来ていた渕崎ゆり子さんと西原久美子さんが飛び入りで参加。伊倉さんのギター演奏に、渕崎さんと西原さんがハーモニーを奏でるという、思いがけない豪華キャスティングに観客の皆様も大喜び!
「(ギターは)途中から打楽器と化します(笑)ここからは拷問です!」と伊倉さん。意外にも客席は大盛り上り♪ 時折、演奏が怪しくなると「どんなときでも、泣いちゃだめだよ〜♪」と渕崎さんと西原さんが歌詞の中でもナイスフォロー♪
花組3人による夢の共演は、ファンにとって忘れえぬ思い出となりました。
|
そして伊倉さんにとって思い出深い曲でもあるという賛美歌『かみともにいまして』をアカペラで熱唱。
しっとりと、しかし 力強く歌い上げられた荘厳な歌声に、観客の皆様も聴き入っていました♪
「私にとって思い出の一日が増えました!」と充実感一杯の表情で語ってくれた伊倉さん。
名残を惜しむファンの方々を元気付けるかのように『ヨーデル妄想』。『ヨーデルレイヒ〜』と声高らかにあげるとお客様からは大拍手で会場中を盛り上げ、約50分のライブショウは幕を閉じました。
|
また、伊倉さんより「私はこんな気持ちで歌っています」という思いが込められた『かみともにいまして』『AMAZING GRACE』の歌詞カード(日本語訳は伊倉さんによるもの。なんと高乃 麗さんの添削済だそうです!)が贈られました。
今回の気になる本日の軽食は、ドイツ出身のレニにちなんで「バームクーヘン」でした〜♪
|
|
|
|
|
|
|