さぁ、第2幕、帝国歌劇団・花組による『新宝島』がはじまります! ひょんなことから宝島の地図を手に入れた少年ジム(紅蘭)を中心に繰り広げられる物語。謎の男ジョン・シルバー(マリア)との出会い。南海の魔女(織姫)との戦い…幾多の試練を乗り越えたジムが旅の終わりに見たものとは…!? |
「さぁ、ロマンの扉を開けよ!」ジョン・シルバーが観客を冒険の世界へと誘う。 |
トランプの騎士(レニ)が舞う ♪「トランプの裏表」 |
道端に落ちていた“トランプ金貨”を拾う少年ジム。「これで冒険の旅に行けるぞ!」 |
活気に溢れたロンドンで、ジムは市長(かえで)から「ロンドンにはたくさんのチャンスがある!」と聞かされる。 ♪「ラッキーなロンドン」 |
てぶくろ三銃士(アイリス、西村、武田)が持っていた“宝の地図”をトランプ金貨と交換するジム。「宝の地図だ! すごいぞ!」 ♪「勇気リンリン」 |
「お願いします! 船に乗せてください! ぼくは冒険がしたいんだ!」ジムとシルバーとの運命的な出会い ♪「子供の夢は」 |
いよいよ冒険の航海へ出発! シルバーのペットのうそつきオウム(菊之丞)が船員(親方)をはやしたてる。 |
穏やかだった海が突然嵐に。南海の魔女が現れた! ジムは突風で吹き飛ばされ海に落ちてしまう! ♪「海の女王」 |
気を失ったジムの夢の中。陽気なドクロ(江戸川、横道)が陽気に歌う。 ♪「笑って死ね」 |
ジム気がつくとそこは海の中、このままでは死んでしまう! 「お、美味そうなエサだな」大ダコ(金田)が現れた! さらには赤鮫まで現れ… |
ジムは流木(琴音)によって島の入り江に流れついた。「はぁ、流木って悲しいわねぇ。あら、こんなところにブリキのバッヂが…この子につけてあげましょう」 ♪「流れる」 |
流れ着いた島は、海賊王ビリー(カンナ)の秘密基地だった! ジムを撃ち殺そうとしたビリーをこき使われていたロボット(千葉助)が制止する。 ♪「海賊稼業」 |
ジムを殺すように命じられ、崖の上へ連れてきたロボットはジムではなく宙を撃ち、ジムを助ける。「そのバッヂ…おれはロンドンで作られたロボットなんだ…」 |
「ありがとう。君の名前は?」「…ない」「じゃあぼくが名前をつけてあげるよ! “ラッキーマン”幸運の人って意味だよ」「ラッキーマン…名前だ…名前をもらったんだぁ!」 |
ビリーのアジトから逃げ出したジムはジャングルの奥地で供え物を食べてしまい、タイガーチェリー(さくら)につかまってしまう ♪「野生の雄叫び」 |
「ロンドンとは素敵な場所?」「そうでもない。ジャングルの方が素敵だよ」ジムの必死の説得にタイガーチェリーも心を開く。宝があるという“魔女岩洞窟”への道筋を教わりフルーツをもらうジム。 |
しかしチェリーの教え方がいいかげんだったため道に迷ってしまったジムの前に赤ワニ(1号:ボス、2号:大神)が現れる。「傷つくなぁ、もっと怖がってくれないと…」 ♪「赤ワニダンス」 |
お腹をすかせたワニにフルーツをあげ、お礼に傘をもらったジム。しかし突然の嵐によって吹き飛ばされてしまう。魔女岩洞窟へと飛ばされたジムを待ち構えていたのは…南海の魔女! |
絶体絶命のジムのもとへシルバーが駆けつけた! 「これはこれはシルバー船長。そういえばあんたは昔、わたしに負けたんだったね。忘れちまったかい? その物語を」「やめろ!」 |
激しい魔女の攻撃にもがくシルバー。「おれには今までラッキーなんてなかった…それがおれの物語だ」「…これはぼくの物語だ! 現在進行形のぼくの物語なんだ!」立ちあがるジム。 |
ジムはうそつきオウムの言葉を思い出した。「…南海の魔女を倒すには…難解な言葉を何回も!」オウムの言葉はうそではなかったのだ! |
見事南海の魔女を倒したジムだが、そこへ海賊王ビリーが現れた! 「久しぶりだなシルバー。さぁ、おめぇが隠した宝をよこせ!」宝の地図はシルバーのものだったのだ。 |
ジムが生きていたことを知り怒るビリー。「やっちまえ!」乱闘の中、ジムを狙った弾丸をラッキーマンが盾になって助けた!「おれ…お前…忘れない…」泣き崩れるジム。 |
シルバーはビリーと対決することで自分の物語の決着をつける。「ビリー、物語のルールを教えてやる! 悪党は滅びるんだ!」 |
「さぁ、物語を君に返そう。宝箱を開けるんだ!」とうとう“物語の終わり”となる宝箱に辿りついたジム。はたしてその中身とは…? |
宝箱を開けたことによってひとつの物語を終え、宝物の真の意味を知るジム。その顔は希望に満ちあふれていた。 ♪「宝島 〜勇気の旗を〜」 |
「イカリをあげろー!」ジムは新たな物語を求め冒険に旅立つ。キャスト全員が登場してのフィナーレ。 |
ショウの締めくくりは、花組&ダンサーによる「七色の虹」 |
オールキャストでの「ゲキテイ」はまさに壮観! |
そしてこれがなくては終われません。「敬礼!」 |
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