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『サクラ大戦』は、1996年9月27日にセガサターン用ソフトとして発売されました。後にPC版、ドリームキャスト版へと移植されています。
架空の時代「太正」を舞台に、帝都転覆を狙う怪僧・天海率いる悪の秘密結社「黒之巣会」(くろのすかい)と、帝都を守る秘密部隊「帝国華撃団・花組」の戦いを描いた、ドラマチックアドベンチャーゲームです。プレイヤーは主人公・大神一郎少尉となり、帝国華撃団・花組の隊長として物語を進めていくことになります。
物語は連続テレビ番組と同様の構成となっており、1つの大きな物語が話数で分割されています。各話はストーリーを進めるアドベンチャーパートと、敵との戦闘を行う戦闘パートから構成されます。両パートとも隊長である大神一郎と隊員たちとは「信頼度」で結ばれており、これは「隊長として花組のメンバーにどれだけ信頼されているか」を示すものです。つまり、アドベンチャーパートで隊長として信頼されているほど、戦闘パートで各隊員は活躍してくれる訳です。また戦闘パートで隊長らしい行動を採れば、次のアドベンチャーパートで隊員たちから更なる信頼を受けることが出来ます。
『サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜』は1998年4月4日に、セガサターン用ドラマチックアドベンチャー第2弾として発売されました。後にPC版、ドリームキャスト版へと移植されています。
前作終了から一年後、太正十四年。平和を取り戻していた帝都を脅かす謎の組織「黒鬼会」(こっきかい)を倒すべく、ふたたび任に就いた「帝国華撃団・花組」の活躍を描きます。プレイヤーは主人公・大神少尉となって、帝国華撃団・花組の隊長として物語を進めます。
本作では、かつて花組結成以前に存在していた幻のエリート集団「星組」の元メンバー、ソレッタ・織姫とレニ・ミルヒシュトラーセの2名が新たに花組に加わります。彼女たちが加わった新しい花組をまとめ、帝都を守ることが大神であるプレイヤーの使命となります。隊員から「信頼度」を勝ち得ていくシステムも前作同様プレイヤーの大きな楽しみの一つです。
『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』は2001年3月22日、ドリームキャスト用ドラマチックアドベンチャーとして発売されましたシリーズ3作目です。
前作の「黒鬼会」から一年、時は太正十五年、春。舞台は花の都・巴里。帝都をはるか離れた異郷の地フランスに留学した大神中尉を待ち受けていたものは、巴里に新設される秘密部隊「巴里華撃団・花組」隊長への任命でした。時を同じくして、巴里の暗闇で胎動をはじめる異形の怪人たち。彼らと巴里華撃団・花組の少女たちとの戦いを描いた作品です。
プレイヤーである大神一郎は巴里華撃団・花組のチームワークをまとめあげながら、巴里の平和を守ります。
前作までとはヒロイン達も舞台も一新し、新しい出会いと発見を繰り返しながら大神一郎は成長していきます。異国の文化の中でも日本人としての誇りを持つ大神に、隊員たちも次第と信頼を寄せていきます。もちろん信頼が昂じることでの気持ちの揺らめきは、今まで以上に新鮮なものとなります。
「帝国華撃団」とは霊力による帝都防衛を任務とする秘密部隊であり、軍隊を上回る装備を持ちながら帝国陸軍にも海軍にも属していません。帝国華撃団にはその役割により「風組」「月組」「夢組」などが存在しており、さくらたちの属する「花組」は、降魔迎撃部隊として「霊子甲冑(りょうしかっちゅう)」と呼ばれる人型蒸気や武装飛行船などを使って魔物から帝都を防衛するのが任務です。
「帝国歌劇団」は帝国華撃団・花組の表の顔です。宮廷劇からコントまでこなす少女歌劇団として帝都の市民に愛されており、各公演には子供から大人まで幅広いファンが駆けつけます。花組メンバーたちは秘密部隊の戦士であると同時に、人気スターでもあります。
一方、「巴里華撃団」は都市防衛構想の一環として新たにフランスは巴里に新設された組織です。「花組」の隊員たちは「テアトル・シャノワール」(実は秘密基地でもある)のレビューに出演しつつ、有事のときは秘密部隊の一員として巴里を守るために戦っているのです。
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