太正浪漫堂 イベントレポート

「太正浪漫堂&Sakura Cafeトークイベント」レポート
第13回 島津冴子&小桜エツ子&井上喜久子





2008年3月15日(土)。
第13回目はグリシーヌ・ブルーメール役島津冴子さん、コクリコ役小桜エツ子さん、ロベリア・カルリーニ役井上喜久子さんの登場です。

【「サクラ大戦・武道館ライブ 〜帝都・巴里・紐育〜」の思い出】

井上 エッちゃんは大変だったんだよね〜
小桜 そうなんです!実は私、別の仕事が入ってたのでリハーサルに出られなかったんですよ。だからマイクチェックもなく、いきなり本番で歌ったんですけど、それでかえって度胸がついて、楽しめたかもしれないです
井上 私は、練習の時から常に横目で隣のエッちゃんを見ながら踊ってました(笑)。エッちゃんは本当に覚えが早いし完璧で、他のキャストの立ち位置まで覚えてるんですよ。もう私、エッちゃん無しでは踊れない!
小桜 ちっちゃいけどリーダーなんです、私!でも、きっこさん、なんか一時期“社長”って呼んでましたよね、私のこと(笑)。“社長”と“リーダー”じゃエライ違いなんですけど
井上 うん、ものすごい呼んでた(笑)。ロベリアって大きいから、動きがワッサァ〜ってちょっとゆっくりめで、コクリコはキュッキュキュッキュ早めに動くじゃないですか。だからその時間差を利用して、エッちゃんが動いたら私も動く、みたいな・・・
小桜 役柄上、ワザとですよね〜(笑)
島津 私は当日、熱を出してたんです・・・。だからボーっとして、ちょっとふらっとしたんですよ。で、『あ、いけない』と思って掴んだのが黒幕だったのね。黒幕っていうのは、芝居をやってる人間は、絶対に触っちゃいけないって言われてるんですよ
小桜 危ない場所ってことですからね
島津 そこを触ったら、幕だから(後ろに壁や支えが)何もなくてそのまま落っこちてしまって、肩と腰を打っちゃったの。それで、武道館ライブのDVDの『武道館の長い一日』の映像で、私が楽屋の前で腰をさするジェスチャーをしてる場面があるんですけど、あれは『腰を冷やすのに何か・・・』ってスタッフにお願いしてたところだったんですよ。そこをビデオで撮られちゃったんです。あれだけ見てると分からなかったでしょ?(笑)


 

【「巴里花組特別ライブショウ」の思い出〜巴里花組、記念すべき初舞台〜】

島津 一番最初の曲が『♪花の巴里』で、舞台上で私たちは後ろ向きでスタンバイしてたんですよね。で、緞帳が上がったらドーッと皆さんの歓声が聞こえてきて、その歓声に後ろから背中を押される感じがして、何かすごいことしてるなぁって思いました
井上 私は舞台を観にきていたお友だちに、本番終わってから『出てなかったね』って言われたんですよ!
小桜 そっか、ロベリアはいつものきっこさんと全然違いますからね
井上 そう!それを言われたのがすごい嬉しくって『しめしめ♪』って(笑)
小桜 稽古の時、きっこさん一番悩んでたもんね。どうしても立った時に内股になっちゃうからって、振り付けの先生にも言われて
井上 上半身は男らしく演じてても、足がヨロッてなっちゃってね〜。でも、ホントに毎回思うのは、サクラのお客さまの温かさ!私なんて一歩間違えれば『あんなのロベリアじゃない!』って言われるかもって、怖い気持ちでいっぱいなんですけど、本っ当に温かいの!
小桜 うん、まるで父兄の方々の前でやっているような(笑)。そういう“愛”で支えられてるって言う感じがホントにします
島津 その中ですくすくと育てて頂いたんですよね


 

【「サクラ大戦・ディナーショウ」の思い出】

島津 最初の会場が舞浜のホテルで、開催日が12月23日だったから、道がすごい込むって言われてね
小桜 帰れなくなっちゃうからって、キャラクターの衣装のまま車に乗せられて帰ったんです!
島津 楽屋に一旦戻ってってわけでもないんですよ?舞台終わって、汗びっしょりのまま舞台から降りて、本当にそのままバスに駆け込んで・・・
小桜 まだ皆さんが客席で余韻に浸ってる頃に、こっちはバタバタバタバタと(笑)
井上 私、そのバスの中からクリスマスでライトアップされたイルミネーションを見て、すごい感動したのを覚えてます。お客さまも温かかったし、バスに乗れた安心感と美しい景色もあって、『なんて幸せなんだろう!』って
島津 でも渋滞で横に止まった車の人が、窓から見える私たちの姿を見て『ハァ!?』って顔で見上げてたよね(笑)
小桜 『この人たち何ジン!?』って(笑)



 

【自分が演じるキャラクターとのギャップ】

井上 私ね、今回こういう形でトークをするのが、ホント、ちょっと緊張プラス、それより何よりも、ロベリアのイメージが崩れるのがやなの!だから、私は出ちゃいけないと思う!
小桜 今更何言ってるんですか!?大丈夫ですよ。あれはあれ、これはこれ!(笑)ギャップがあるほうが面白いと思うけどな〜。でも、身も心もグリシーヌといえば、やっぱり冴子さんですよね
島津 全然全然!そんなことないですよ!
小桜 グリシーヌ役が決まってから、巴里の歴史も全部調べたり、台本でも『グリシーヌはこんな風にはしゃべらない』とかキャラクターのことを誰よりも考えてなりきってたし
井上 ロベリアの台詞でも、本当に優しくアドバイスして頂いて・・・
島津 ロベリアは、いえ、井上喜久子は!真剣にやらなきゃいけないってところで、必ず笑いを取りたがるのよ(笑)
小桜 あれでもだいぶ笑いは減ったんですよね、完成版は(笑)
井上 ええ(笑)アドバイスのおかげです

【それぞれのキャラクターで客席の皆様へメッセージ】

コクリコ コクリコです!みんなわざわざ来てくれてありがとう!もっとみんなと一緒に居たいけど、そろそろお別れだよ・・・でも、また会おうね!!
ロベリア 今日はみんなと会えて嬉しかった。おまえら本当に・・・いい奴だな。ありがとう
グリシーヌ 諸君!今日はありがとう!諸君の愛を、わたしは一生忘れないであろう!

【最後の締めは生歌と大合唱】

島津&小桜&井上+お客さま 『♪御旗のもとに』



 



 



 



 

以上、「太正浪漫堂&Sakura Cafe」閉店記念トークイベント第13の模様でした。

次回はジェミニ・サンライズ役小林沙苗さん、リカリッタ・アリエス役齋藤彩夏さんが登場の第14回のレポートをお届けします。お楽しみに♪





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