太正浪漫堂 イベントレポート

『サクラ大戦V』発売記念トークショウ in 太正浪漫堂





2005年7月7日(木)、『サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜』の発売を記念して、サクラカフェにて『発売記念トークショウ in 太正浪漫堂』が開催されました。

本編としては約3年ぶりとなる新作! なんと整理券をゲットする為に一番早いお客様は夜中から並んだ方もいらっしゃったようです。早朝から店頭にはゲーム発売と発売記念イベントに胸膨らませ長蛇の列。勿論、発売記念トークショウ会場は満員御礼です。

まずは、司会者石嶺支配人からの挨拶から始まり、「サクラ大戦」シリーズの総合プロデューサーの広井王子氏の登場です。

支配人:
「サクラ大戦V」、発売致しましたが現在の心境はいかがでしょうか?
広井氏:
最初の企画スタート時はやるぞ! と自信満々だったものの、進行していく内に紐育自体間違いじゃなかったか? キャラ設定間違っていないか? と、思ってみたりしましたね。ネットでの反響をみるとあまりウケてないなーという印象もあったので。でも「サクラ大戦V」を実際にプレイすると、紐育についての魅力がお分かり頂けると思います。
支配人:
9年間サクラ大戦とどのように向き合いましたか?
広井氏:
サクラ大戦とは、ゲームの他にも歌謡ショウと役者さんとも9年間向き合ってしまいました(笑)

それまでは男の子の世界を描くのが専門だったので、「女の子ならあかほりさんだ!」とあかほりさとる氏を脚本に起用しました。母や祖母が生きた時代(大正時代)で、日本の女の子達、日本の男の子達が一生懸命生きた熱い青春の時代があったはず、それがサクラ大戦(帝都)の時代なんです。フランスの男女関係の文学にもある様な、数々の純愛が生まれていた時代を描きたいな、と想ったのが巴里でもある……。

さあ、紐育はどうなるでしょうか?





広井さんのトークの後は、「サクラ大戦V」ディレクターの寺田貴治さん、チーフプロデューサーの西野陽さんがゲストで登場。

寺田さんと広井さんは今回ネタバレが発生する恐れがあるので、西野さんは今回はお目付け役で登場の事!

自称“鯉ミサイル”Yシャツと“愛ラブNY”Tシャツを着込んで仕込みもバッチリです♪

支配人:
「サクラ大戦V」の見所はどこですか?
寺田氏:
ニューヨークの摩天楼を上から見下ろしたら綺麗だろうな、と思ったので、それを空中戦などに落としこんでみました。摩天楼の空は実際霞んでいて本当はビルの先が見えなかったりするリアルさ、人と都市が密着している実際の紐育っぽさを表現する為に、移動パートは3Dにしてみました。そこに注目してほしいですね。

サクラ大戦のゲームを作る上で、関係者の間で合宿が開かれることがあるそうで、話題は徐々にその合宿話に。

ようやくキャラクターが決定して眠りにつき、目覚めると広井氏から全く違うキャラクター名と、直筆イラスト入りのキャラクターイメージが出来上がっていたのには、さすがのあかほりさんも仰天していたなど、合宿には数々のエピソードがあって、話題は尽きません。

支配人:
各キャラクターについて、皆さんにここは押さえて欲しい! という場面はありますか?
出演者:
[新次郎について]

今回の紐育は新次郎の成長物語であり、大神一郎とどう差別化するかが問題でした。パーフェクトな大神とは違い、幼く成長していない新次郎が紐育華撃団とぶつかり合って成長していく過程が見所。よく泣く新次郎にも注目してほしいですね♪

[ジェミニについて]

『サクラ大戦V Episode 0 〜荒野のサムライ娘〜』の時にはラリーしか友達がいなかったんですが、紐育では人間の友達もいっぱい出来て「良かったなジェミニ!」この一言に尽きる。

[サジータについて]

シナリオがゲームとうまく絡んでいて最初に固まったキャラクターです。移動パートでどんどんサジータの過去が浮き彫りになっていくシーンに注目! ゲーム中の擬似裁判シーンが、ひとつのミニゲーム(笑)といって良いくらい見逃さないでほしい。

[リカリッタについて]

小さな女の子が1人で生きていかなきゃならない、っていうものすごい悲惨な過去の出来事や想い、でもそれを普段は全く思わせない程明るい。この『差』に注目してほしい!

[ダイアナについて]

テーマは寝たきり、あと1年の命、メガネっ子。それを掛け合わせて出てきたキャラクターでした。病弱なヒロインという新しい地位を作りだした感じですね。

[昴について]

分からないキャラも作ろうという所で作ったキャラでした。本当に天才肌な昴を見てほしい。

[ラチェットについて]

ラチェットの台本が収録当日にほぼ丸々書き換えられたそうです。その時生まれた言葉がサムシングエルス。今やラチェットの名セリフも、こうして誕生しました。
支配人:
最後にサクラ大戦ファンへのメッセージを頂けますでしょうか?
寺田氏:
「サクラ大戦V」という世界を作りきりました。ここまでがスタッフとしての仕事で、ここから先、『サクラ大戦』の世界を盛り上げていくのは皆さんです。ゲーム内にも“ROMANDO”があるんですが、太正浪漫堂でゲームの内容などを語り合ってほしいです。「サクラ大戦V」、楽しんでください。
西野氏:
「サクラ大戦」も帝都、巴里に続いて、3つ目の紐育にやってきました。街はかなり作りこんであるので、ニューヨーカー気分を味わってください。小さな日本人の新次郎が最初はいじめられながらも、徐々にニューヨークの街で成長していくのを追体験してほしいです。
広井氏:
皆さんがサクラ大戦をいいと言ってくれたからこそ、「2」があり、今があります。皆さんが楽しんで頂けなければ次はありません。ゲームは文学なんかに比べて、皆さんにずっと近いところで作っているものです。皆様の要望と、自分のやりたい事を少しだけ入れつつ、それが、お客様と一瞬でも気持ちが一致できれば嬉しいな、と思います。

今日来た人は、10人に勧めて、サクラが盛り上がって、歌謡ショウが盛り上がって、また映画が出来たらいいなと思うし、「6」に繋がって行ければなと思います。「サクラ大戦V」、太正浪漫堂、宜しくお願いします。

トークショウの最後は、「サクラ大戦V」のグッズがもらえる“じゃんけん大会”が行われました。

「サクラ大戦V」の発表会でプレス用に配られたレアなTシャツや、「サクラ大戦V」体験会うちわが広井氏のサイン入りでプレゼントされた他、なんと広井氏が『サクラ大戦V ショータイムBOX』を急遽サイン入りで提供してくれる嬉しいプレゼントもありました!!

大盛況の「発売記念トークショウ in 太正浪漫堂」でした。

イベント後、サクラカフェではお馴染みノンアルコールカクテルの紐育バージョンが登場! 今回もキャラクターカラーに沿ったカラフルなカクテルで「サクラ大戦V」の発売をお祝い♪ 新しいコースターがお客様のコレクションに追加されます♪

他にも太正浪漫堂では、プロマイドポストカードセットや、缶バッチなど「サクラ大戦V」グッズが目白押しでした! まだ、お越しでない方も太正浪漫堂&サクラカフェにレディー・ゴー! 是非いらしてくださいね♪








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