また今日も、あの女の夢で目が覚めた。
炎の中で聞いたあの嘲笑。
隊長や俺の仲間たちを踏みにじり、馬上で笑っていた女。
毎晩、毎晩、あの女の夢を見る。
いつ俺はこの夢から解放される?
決まっている。
あの女を殺した時だ。
あの女にこの銃弾を撃ち込んだ時だ。
隊長の仇を討った時だ。
毎朝、女への憎しみを新たにする。
あの女への憎しみが俺を突き動かす。
この憎しみだけが俺の生きる糧だ。 |
◆生きる糧
トライサイクルのミラーに映った
自分の顔色に驚いた。
そういえばこのところまともに
食事をしていなかった気がする。
睡眠だの食事だのはつい忘れてしまう。
たまには肉でも焼いて食うか。
まだ手をつけていないハムがあったはずだ…… |
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