舞台:スペシャル

舞台「サクラ大戦奏組 〜薫風のセレナーデ〜」

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帝國歌劇団・奏組、ここに再集結!

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田上:うれしい!

渡辺:簡潔だね(笑)。みんなと集まるとさ、あぁこういう感じだったなって……。

塩澤:わかる!

渡辺:なんか……匂いも。

全員:におい?

倉本:なんだよ、においって。

宮垣:何? 体臭とか?

塩澤:ちょっと臭うなって思ったの?

渡辺:違う違う違う!(笑) 匂いは関係なくても、昨年のことを思い出すなって。

塩澤:今日、久々に会えてすごい嬉しかった。

倉本:でも久しぶりって感じしないんだよね。

小野:ちょくちょく会ってるからかな? でも、みんなで揃って会うのは久々だよね。

塩澤:ジオ(宮垣)は、なんか目の輝きが増したような気がする。やる気に満ち溢れているというか。

宮垣:うんうん、満ち溢れてますよー!

塩澤:前に連絡を取った時に「ボイストレーニングやってます」とか自分を磨いているのを聞いてたんで……。なんか心にゆとりがあるというか、自信がついたというか。

宮垣:今回はダンスのツーステップを究めてきたんで、ぜひ楽しみにしててください。今回のツーステップは世界最高峰ですよ!(笑)

全員:(笑)

小野:ヒデ君(塩澤)は、また若くなった気がする。髪色が明るくなったからかな?

倉本:首のプロデューサー巻のせいかもよ。なんだろ……全体の色合いが若いんだよね。

塩澤:みんな、本当は俺に興味ないだろ!

全員:(笑)

宮垣:ヒラク(倉本)と僕は、この現場じゃなくても結構会ってるから、久々じゃないんだよね。

塩澤:そうなの?

倉本:お互いの舞台とか観に行ったりして、その後一緒にご飯食べたり。

全員:へー!

宮垣:あえてヒラクの変わった所を挙げるなら、セリフの言い方とか変わったよね。

倉本:えー、どう変わった?

小野:やっぱりあれから場数を踏んだからじゃない? 前回の公演が初めての舞台だったんでしょ?

宮垣:そうだ。初めてだって言ってた。

渡辺:それがいつの間にか大物になっちゃって……。こないだ僕、別の舞台の大阪公演だったんだけど、終わった日に「大阪公演がんばってください」ってメールきたもん。やっぱり大物はすごいなーって(笑)

全員:(笑)

倉本:逆にヒューゴ(渡辺)の印象はね……服装がすごくチャラくなったよね。

渡辺:おい!(笑)

倉本:前は落ち着いた印象があったんだけど、今日久々に会って、最初誰だか分かんなかったもん。

渡辺:夏だからだよ!

全員:(笑)

塩澤:ヒューゴと本当の自分ってさ、違いがあったりするの?

渡辺:俺は近いと思ってるけど……。家で一人でいる時って、無口じゃん。まぁ当たり前だけど(笑)。そういう時に、俺ってヒューゴに近いのかなって思ったりする。

宮垣:ぜんぜん意味わからない(笑)

塩澤:でも、そんなにかけ離れてるとは思わないよ。いつもキャッキャしてるけど、むしろ、そういう瞬間が多いような気がする。熱い感じとか。

渡辺:そーかもね。ヒラクが言えないようなこと、フォローしてくれてありがとう!

全員:(笑)

渡辺:マリちゃん(田上)はね、やっぱり真里奈ちゃんというより、音子ちゃんなんだよ。髪型も変わってないし……。うん、ホント時が止まってる感じがする。

田上:ルイス(小野)は、当たりが柔らかくなった……私に対して。ルイス的に優しくなりました。

小野:ぜんぜん意識してないけど……。でも、前はちょっと距離があったよね。人見知りと言うか。

塩澤:前回はさ、ケント(小野)が稽古に入ったのが遅かったんだよね。

小野:そうだ、そうだ!

田上:そういうのもあったのかな? 今回はね、温かく迎え入れてくれそうなの(笑)

全員:(笑)

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歌への思い入れ

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小野:音子ちゃん、前回「みんなソロ曲があっていいな、いいな」って言ってたよね。

田上:だから、ソロで曲を貰えてすごく嬉しかった!

全員:(拍手喝采)

田上:音子の新曲、どんな曲だろうって予想してたの。きっと元気な曲なんだろうなって。そしたら、しっとり系がきて。ミディアム調っていうのかな……ノリノリのアップテンポの曲と違って、難しくて。しかも、この曲ってお芝居の延長で、ちゃんとお芝居の中に溶け込んでる感じ。

渡辺:うん、うん。

田上:音子の憧れを歌っている曲で、一番芯になっている部分を表現しているから、音子ちゃんとして、可憐に歌えるようにしたい。公平先生に、可憐じゃない部分が出ちゃうって言われるので(笑)

宮垣:今回、源三郎君(塩澤)の曲のアレンジは、すごい面白いね。

塩澤:(笑)。前回とは違う源三郎の一面を表現してるよね。聴いてて楽しい要素が細かいところに入ってるから、そこを活かせるようにしたいと思ってる。

倉本:ソロ曲もいいんだけど、今回は5人で歌う新曲が気になってて。「円舞曲、君に」や「プレリュード 前奏曲」と比べて、攻撃的というか疾走感がある曲なので、それぞれの良さを引き出してくれそう。それに、お芝居の中でもすごい重要なシーンに出てくるから、みんなの必死さとか、命がけのかっこよさが表現できたらいいな。

渡辺:僕はやっぱりソロ曲。なんかガッキー(宮垣)が「悲しみのソナタ」を歌いたいって言ってるんで、絶対に歌わせないぞってつもりで(笑)

全員:(笑)

渡辺:自分にとってすごい思い入れの強い曲だから……。もちろん、全員で歌う新曲を含めてなんだけど、お客さんが劇場に来て良かったって思えるように、頑張りたいです。

宮垣:今回は、とにかくリベンジしたいっていう思いが強くて……。前回、歌でコテンパンにされたんで、ホントに。いっぱい反省したし、改めてDVDとか観ると「ここはこんなつもりじゃなかったのになぁ……」とか、勝手に思っちゃう。そういった部分も、今は出来るようになっていると自分を信じているので、一生懸命がんばって、次に映像を観る時は「おー、良くなったなぁ!」って思えるように!

小野:僕は「あなたのファンタジア」を、前回はヒューゴに向けて歌ってたんだけど、今回は違うので、その辺の気持ちの整理をして、新しい「あなたのファンタジア」を創れたらって思ってる。

渡辺:じゃあ、僕は嫉妬して聴いてるよ(笑)

全員:(笑)

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脚本を前に、思うこと

田上:今回登場する新しい3人にも、ドラマがあるでしょ。それと奏組が交わることで深みが増すというか。それぞれのドラマでの葛藤が重なって。

塩澤:演出の斎藤さんが「どんな人にも二面性がある」って言ってたけど、それが引き出されて……距離感とか、時間経過とか、すごい分かりやすくなってるよね。

田上:そう、そういうこと。

小野:人のセリフを聞いてると「こうした方がいいな」とか思いついたりするのに、自分のは何も思いつかない……。

全員:(笑)

塩澤:自分のって出てこないよね。

小野:だから、お互いに言い合ったりするのがいいと思うんだよね。楽しみ。

塩澤:ひとりで作り込んでいくというより、みんなで声を掛けあっていく方が、奏組は良いように思うな。やっていくうちに呼吸が合ってくるというか。

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キャラクターの見どころと役作り

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塩澤:源三郎は感情を爆発させる分、いろんな面が見えてくる。ただ強がっているだけではない、いろんな面が出せるように描かれているので、武器や戦闘シーンみたいに直接目に見える部分と、心で感じてもらう部分との両面を届けることが重要かなって思う。前回、手探り状態で演って、源三郎らしさっていうのが分かったつもりではいるので、現状に甘んじることなく、さらに頑張っていければなって。……あと、ワクワクする要素もあるから、それを伝えるのも見せどころかな。

倉本:今、源三郎の話を聞いて思ったのは、源三郎が大人びた部分の他に色んな感情を表に出すことが多くなってるから、その分、源二はよりお兄さんじゃないといけないのかなって。今回は抑えて見ているという印象かな。それでも源二は、頭よりも身体が先に動いちゃうタイプだし、音子を守らなければならないっていう、熱い気持ちは前回よりも出さなきゃいけないし……。そういったところを、しっかり見せていけたら。

田上:音子の良い子な部分「みんなの笑顔が見たい」とか「みんなを守りたい」とか、彼女の人物像を支えている意思を、音子ちゃん自身が自覚する姿を見せたい。「なぜ隊長をやるのか」「なんでみんなを守りたいって思うんだ」とか、そういった理由を自覚していく物語だと思うので、それを通じて音子の成長を描きたい。

渡辺:ヒューゴは、ヒデ君がさっき言ったように一見クールに見えるけど、実は熱いものを持っているという面を、前回以上に表現しないとダメだなって思う。表情には出せないんだけど、もっと掘り下げて、にじみ出るような思いを演じられればいいなって。表情で表現できないのは大変なんだけど(笑)、こういう役って自分にとってすごく勉強になる。この経験が別の舞台で活かされることもあるし。今回の舞台では、一つレベルアップしたヒューゴが見せられたらいいな。

宮垣:今回、ヒューゴと音子の関係が見どころのひとつだよね。

渡辺:2人でのセリフの掛け合いが結構あるからね。

宮垣:僕はやっぱり……ツーステップ。

全員:(笑)

宮垣:僕が思っていたジオ像って、ふわふわしててちょっと浮世離れしてる姿で。でも今回は、ふわふわしている中にも重みを持っているセリフっていうのがあって、それを表現できたらいいなって思ってる。

小野:僕は見せたいって思うことよりも、伝えなければならないことがたくさんあるんで……。

渡辺:ほんと、大変だよね!

小野:この物語に必要不可欠なセリフをたくさん言わなければいけないので、見せたいというより、絶対に伝えなければいけない言葉を重点的に取り組みたい。あと、あえて言うなら前回はギャグキャラだったというか、そうしてしまったというか……なってしまったので…………。

全員:(笑)

小野:堅い重要なセリフもありつつ、ギャグっぽいことをちょこちょこって入れることも考えてます。

倉本:すでに(笑)

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この対談をご覧の方へ

小野:今回、新しいメンバーが加わることによって、奏組の色が変わると思うんです。なので、去年とは違うカンパニーの部分を伝えられたらいいなって思っています。初めて観に来られる方にも、そういうところを楽しみにしていただけると嬉しいです。

渡辺:新しいメンバーが入って、新しい脚本と、新しい曲と、奏組では初めてのアクションと、盛りだくさんの内容になっています。これだけすばらしい脚本と曲ができているんだから、僕たち役者の力で、さらにワンランク上の作品に仕上げて、お客様に良いものを見せられるように、稽古を1ヶ月みっちり頑張るのみです!

倉本:奏組の深いところも描かれますし、さらにストリングス隊(高橋、五十嵐、山沖)の新曲もできましたし、そういった意味で一人ひとりの見どころがたくさんある舞台だと思います。歌もダンスも殺陣もある、最初から最後まで見逃がせない構成になっていますので、是非、ご覧いただきたいです!

宮垣:前回の公演が終わってからこれまで、みんなスキルアップを図って、熱い思いをもって、この公演に臨んでいます。観に来て良かったなって思えるような舞台になるよう精一杯頑張るので、是非劇場に足を運んでください!

塩澤:去年よりドキドキとワクワクが詰まっていると思います。僕たちが奏でるメロディーが皆さんの心に届くように頑張っているので、楽しみにしていてください。

田上:前回からのキャストと、今回から加わるキャストとの相乗効果が生まれるように頑張っています。前回観た方も観ていない方も楽しめるものになるよう、みんなで努力しているので、奏組を知っている方も知らない方も、是非観に来て下さい!

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