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サクラ大戦・歌謡ショウ ファイナル公演『新・愛ゆえに』記者会見

記者会見
2006年6月10日、上野精養軒にて「サクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演『新・愛ゆえに』」の記者会見が行われました。

ここは記念すべき第1回公演「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・花組特別公演『愛ゆえに』」の記者発表会を行った場所。

10年前、それぞれのキャラクター衣装に身を包んだキャスト陣が初めてお披露目された思い出の地で、とうとうファイナルを迎える歌謡ショウの記者会見を行うというのは、とてもサクラらしい“粋”な計らいではありますが、何だか少し切ない気持ちにもなります。

さくら餅とさくら湯

さて、記者会見場に入ると、どこからともなく甘いかおりが。このかおりは…と見回すと、記者席にさくら餅とさくら湯が次々と運ばれてきました。これも10年前の記者発表会と同じ。集まって頂いた記者さんの中には、10年前からサクラ大戦を見続けて頂いてる方もおり、あの頃を思い出してか、感慨深そうに召し上がっていました。

そして、さくら餅とさくら湯ですっかり和んだ会場に、艶やかなキャラクター衣装に身を包んだキャスト陣が登場! 演出の茅野イサム氏、音楽監督の田中公平先生、作・総合プロデューサーの広井王子氏も続いて登場です。

記者会見は、今までの歌謡ショウでそれぞれがメインとなった公演と、その他公演にまつわる数々の思い出を語っていただく形で進行していきました。

横山智佐


真宮寺さくら役 横山智佐さん

―第1回公演「愛ゆえに」の思い出

最初は今のような洗練されたショウではなくて、小道具のカゴからマイクを取り出したり、セットの木の陰からマイクを取り出したり、どこからともなくマイクが出てきたり…といった大衆演劇みたいな感じでした。一番始めにお話を頂いた時には、花組みんなでのコンサートイベントみたいなものだと思っていたので、一人でやるより負担が減って楽だな、なんて気楽に参加していて、お稽古も今のように長期間ではなく一週間くらいでしたし、まだ怖さも知らずにやっていた感じです。ただ、殺陣は本番までに3回ほどしか合わせられなくて、出番前は不安で不安で「帰りたいなぁ」なんて考えていましたけど、『愛ゆえに』のセットには桜の花びらと“帝国歌劇団”の文字が躍っていて、それを見た時に「あぁ、帝国歌劇団に入れてよかった」と幸せな気持ちになったのをよく覚えています。

―もっとも熱く心に残っている作品とその思い出

1つを決めるのは難しいですが、どれかといえば『海神別荘』が印象に残っています。『海神別荘』では市川春猿さんが所作指導にいらしてくださったんですが、それが本番の始まる10日くらい前で、実際には一週間もない中で全部を覚え直すことになり、初めてお稽古休みの日にもお稽古場に行って、鏡の前でつけて頂いた所作を繰り返し繰り返し頭に叩き込んだのをよく覚えています。ただ立つだけの姿でも正しく美しい所作というのを知らないものだと愕然としましたけど、歌舞伎の女形さんは「女性以上の女を作る」というのを目標にやっていらっしゃるので、私はこの作品で少し「女性以上の女」を学んだような気がして嬉しい気持ちになりました。ちなみに、お稽古場で集中力を保つため、またプレッシャーに負けないために私の味方だったのがお菓子なんですが(笑)、とりつかれたようにお菓子をほおばりながら、とにかく時間と自分の集中力との戦いをしていました。ただ、お菓子を食べすぎたせいで太ってしまって、本番までに減らさなきゃなんていう戦いもありました(笑)。

―今までの舞台を一言でまとめると

サクラ大戦という作品自体が、私の“育ての親”だと思っています。

西原久美子


アイリス役 西原久美子さん

―第2回公演「つばさ」の思い出

『愛ゆえに』の本番中、広井さんと麗さんが「このままじゃ終われないよね」「こういうイベントチックなのじゃなくて芝居をやりましょうよ、広井さん!」と話していたのをとても覚えているんですが、たぶんその言葉から『つばさ』をやることになったんだと思います。『つばさ』の時は、まだスタッフも舞台専門の方ではなくて、色んなアクシデントがあったり、舞台の転換なんかもものすごく時間が掛かるし、ドタバタうるさかったりしましたね。その長い転換が終わるまで、幕前で智佐ちゃんと真弓さんが2人で、まるで芸人のように(笑) 繋ぐんですよ、アドリブで!その間、私達のほうは舞台袖で『手伝いましょうか? 転換』って言ったりしてたのを覚えています。舞台ではふっちゃん(渕崎さん)と2人でラストの曲を歌わせて頂いたんですけど、その時はドライアイスがばぁーっと床一面に広がって、ホントに雲の上にいるみたいでとても素敵で、さらに舞台から客席を見るとペンライトがまるでパリの灯りのように見えて、ホントに『つばさ』の世界に浸ったという感じでした。

―お客さまとのエピソード

最初にアイリスとして舞台に立つ時に、実はあまりのギャップにもう怖くて怖くて。お客さまが引いちゃうんじゃないかって、ほんとに不安だったんです。でも、私が舞台に立ったら「アイリスちゃん!」って声をかけてくださるお客さまがたくさんいらっしゃって、その時は「あ、私をアイリスとして認めてくれたんだ」ってものすごく嬉しかったです。でもやっぱりそれでも、「ギャップがあるから…」っていつも思っていたので、お芝居の中でもギャップネタを言わずにはいられなかったんです。けど、だんだんお客さまも慣れてきて、私自身も慣れてきて、舞台を観るときはゲームのほうのアイリスちゃんは忘れて、この私が“アイリス”だという風に観てくださるようになったんです。そのうち「ギャップネタをいうと大きいことをお客さまが思い出しちゃうから、ギャップネタを言わないように!」という嬉しいダメ出しも出て、私は堂々とアイリスちゃんを演じられるようになりました。それもこれもほんとにお客さまが支えてくれたおかげだと思っています。とても感謝しています。ありがとうございました!

―今までの舞台を一言でまとめると

“宝物”です。

富沢美智恵


神崎すみれ役 富沢美智恵さん

―第3回公演「紅蜥蜴」の思い出

『紅蜥蜴』は本当に思い出に残る一作です。まずオープニング。幕が上がると『♪これがレビュウ!』という曲に乗って、とてもきらびやかな衣装でみんなが歌うんですが、“すみれが自ら転倒して大道具を壊し、そこでマリアがストップをかけてオーケストラの生演奏も中断して…”という脚本と演出だったんですね。きっと初めて観たお客さまは「あっ! やっちゃったよ!」「どうなっちゃうんだろう…?」と、ハラハラドキドキしたと思うんですけれど、「これはやったな!」という演出だったと思います。“カンナの妄想”が始まったのもこの『紅蜥蜴』で、私が第一回目の餌食になりまして(笑) 紅トカゲの着ぐるみを着せて頂いたり、『♪素晴らしき舞台』という歌では、とても幻想的な中、レニが歌ってすみれが踊らせて頂いたシーンがとても思い出に残っています。そして何より真弓さんが、いつもギャグ満載の役なのに、その時はまったく笑いなし、ギャグなしでシリアスな明智さんを演じてくれて、私は真弓さんの身長の小ささをまったく感じないくらい(笑) 本当に素敵だなって思いました。真弓さんと一緒に『♪愛は永久に』を歌わせて頂いたことは、私の中でも本当に思い出に残るシーンです。

―衣装にまつわる思い出

なんといってもこの精養軒さんで、初めてみなさんがそれぞれのキャラクター衣装を着た時の、あの驚きと感動と嬉しさと面白さ!(笑) あれは衝撃的でしたね。すっごいエキサイトしちゃったんです。みんなで写真撮りまくったりして。一番喜んでたのは、陶山くん! もう一ファンのように『写真とろうよ、写真撮ろうよ』って(笑)。でもその時は正直言って、みんな衣装に着られていたんです。似合っていたのは智佐ちゃんと私くらいで…(一同:ええ〜っ!? ずるい!)すみません、嘘はつけないもので(笑) 今では皆さんこのままお外に出られるくらいフィットしましたけれど(笑)。個人的には『紅蜥蜴』の『♪これがレビュウ!』の歌の時のお揃いの衣装で、女の子はお帽子をかぶってドレス、男形を演じる方はタキシードというのがあったんですけど、それがとっても華やかで、あれは「宝塚には負けないわ!」というくらい素敵な衣装だったと思います。あと、作品的に素晴らしいなって思うのはやはり『海神別荘』ですね。本当に雅やかで斬新で…中には赤鮫クンのような独創的な、真弓さんにしか似合わないような衣装もあって(笑)、ホントに素晴らしいなって思いました。

―今までの舞台を一言でまとめると

楽しいことがいっぱいの“おもちゃ箱”。

伊倉一恵


レニ・ミルヒシュトラーセ役 伊倉一恵さん

―第4回公演「アラビアのバラ」の思い出

長いことやっていますと、だんだんみんな疲れも出てくるころだったんでしょうか。この頃はそれぞれいろんなお仕事を抱えながらやっていて、体調的にも具合が悪くなってくることがあったりしたんです。でももう4年目くらいになってくると、周りの期待がだんだんすごいことになっていて、毎年高いハードルを越えるかのように、キャストのみんなもすごいことをやるようになっていたんですが、期待される気分とちょっと疲れも出てきたりのせめぎ合いがありました。しかも、この年私がやらせて頂いたのが悲劇をひとりで引き受けちゃった感じの役で、歌も、悲しい、希望も何もない歌…『♪心は砂漠のように』って、今や薔薇組の歌かと思われているのがあるんですけど(笑)…悲しい砂漠と化してしまったような心の叫びの歌だったり、『♪悲しみを越えて』というマリアと2人で歌う曲も、全然悲しみを越えずに「ああ、神よ、これが現実か! 何て無慈悲な! 神よ!」という最後は恨み節で終わるような歌でね(笑)。ミュージカルでしかありえないドラマチックな終わり方だったせいもあるんですけど、何だかもう「みんな頑張りましょう!」って言って、乗り切った思い出があります。

―アカペラのアレンジや歌についての思い出

花組のみなさんは真面目で、「今までやってたことだけじゃダメよ!」ってみんなが思うんですね。思わなきゃいいのに(笑)。「今までと同じじゃダメ! やっぱり一歩ずつ前進して、何か芸を見せましょうよ!」ってことになって、それが“太鼓”だったりした年は、みんなで助六太鼓さんに通ってお稽古に励んだりしてたんです。でもそんなこともやりつくして、その後どうするってなった時に、「アカペラでコーラスでも出来たらカッコいいんじゃない?」ってことになって、私だったらみんなの声の音色や音域も分かるし、「じゃあ何か考えてみるか」とアレンジを担当することになりました。一番最初は『♪さくら』という曲のコーラスアレンジをしてみたんですけれど、やっぱり3分でも5分でも任されると、何かちゃんと演出しなきゃいけないのかもなんて思い始めて、あの時は“短調で『♪さくら』を歌って、わけがわかんないけどみんなコーラスでついていっちゃお!”みたいなちょっとおもしろい演出も考えました。普段やれないようなこともやらせて頂いて、とても楽しかったです。ただ、もし何か1曲を決めなさいといわれたら、私の一番の思い出の曲は『♪つばさ』。あの世界観が私の大好きなサクラの世界観と合っているなと思います。

―今までの舞台を一言でまとめると

現実から逃げられる“夢の世界”。

高乃 麗


マリア・タチバナ役 高乃 麗さん

―第5回公演「海神別荘」の思い出

5回目はホントにいろんな意味でいろんな方に支えられて出来た舞台だと思っています。これがもしかしたらピリオドになるのかなと思った作品で、大変ゴージャスな作りでした。一幕でも、日替わりゲストで清水よし子さんやラサール石井さん、島崎俊郎さんが出てくださったり、あと…ラインダンス! ゴージャスな若い女の子がたくさん足を上げるというは広井さんの夢だったようですけれども(笑)、それが叶いましたよね。特に私が思い出深いのは“銀橋(ぎんきょう)”という舞台。ステージがオーケストラを囲んでいて、舞台袖からセンターのさくらに走り寄るシーンなんかは、それだけでものすごく感動しました。あとは、最終幕の終わりで幕が開いたら何もない空(から)舞台になっていたというのもとても印象的。桜吹雪が舞う中でのとっても神秘的なお話で、さくらとのちょっとエッチな(笑)からみもあったりして、本当に思い出の舞台になりました。このあとスーパーになっていくわけですけど、これが「何だ“ .(ピリオド)”じゃなくて“ ,(カンマ)”だったのね」ということを知ったときの喜びと、「これからさらにもっと背負わなきゃいけないんだわ」という大変さと、いろんな思いで幕を閉じたのを今でも思い出します。

―稽古場での一番の思い出

“ダメ出し”というのは“あなたのダメなところ”を言われるわけですが、時々すごい大したことでもないのに「あ、自分ってこんな生き方をしてきちゃったからこういうことが出来ないんだな」って深く考えてしまう時があるんですね。ほんの軽口で言われただけかもしれないのに自分にはすごい重荷だったりすごく苦痛だったり…。そんな、自分の生きてきた何年間かを振り返らざるを得ないような痛い目を見ることが山ほどある場所が稽古場だと思うんです。でも自分がそのことに気づいた時に癒される場所、癒される仲間、癒されるお菓子(笑)っていうのも稽古場で。そういう意味ではこの10年間、みんな顔色見れば、「あ、今の痛かったんだな」とか「今のきつかったんだな、ホントは」っていうのがわかるようにもなってきましたし、大先輩の方々もたくさん居る中で、いろんな方がいろんなフォローに回ってくださる「あったかい場所だったなぁ、サクラの稽古場は」というのが思い出です。稽古場に通う道をブラブラ歩きながら、「この稽古場に通うのも後ちょっとね」なんて、汗と涙と喜びを分かち合ったいく年月を思い出さずにはいられない、そんな素晴らしい場所でした。

―今までの舞台を一言でまとめると

いつも元気を貰ってきたので“夢見る力と恋する力と生きるパワー”。

折笠 愛


藤枝かえで役 折笠 愛さん

―スーパー歌謡ショウ・第一回目、通算第6回目の公演となる「新編 八犬伝」の思い出

“スーパー”歌謡ショウということで、「色々努力しなきゃね。頑張ろう!」みたいな意気込みと共に始まった舞台です。いろんなことに挑戦しましたね。開帳場での殺陣とか、フライングもそうですよね。とても思い出深い挑戦がたくさんあります。私個人的には、やらせて頂いた役が伏姫(ふせひめ)という役なんですが、“旅をしながらどんどん仲間を増やしていって、そしてそれが八犬士である”というあたりが、伏姫と藤枝あやめがとても自分の中でリンクしていました。なによりも私が素敵だなと思ったのは「最後の八人目の犬士はあなたですよ」っていうところ。そんな八犬伝は私達だけじゃないかなって、そういう意味でもとても思い出深いです。あと、最後に伏姫が奈落で死んでいくシーンがありまして、決められた曲の中で(金碗大輔役の)陶山くんも一緒に死ぬんですが、かえでとしては大神くんに「ダメよ、大神くん。しっかりね」っていうのと同じ気持ちで、陶山くんに「あぁ…早くこの曲の中で死んでね」って気持ちでドキドキしながら…(広井:それって陶山さんがダメだったってこと?)いえいえ! すごく力が入っててね! 死ぬところにね。思わずもらい泣きしそうなくらい役に入り込んでいるんですけど、どうもこう、尺をちょっと…(笑)それくらい熱演だったってことなんですけれど、そういう心配をしているところでは藤枝かえでとリンクしたという、思い出深い作品でした。

―一番の失敗談

私なんかもそうですけど、一番の歌詞を二番で歌ってしまったり、右手を上げなきゃいけないのに左手を上げたりとか、ドアのノブを取ってしまったりとか、ズボンのチャックが開いていたとか、色々とそれぞれにちょこちょこと失敗はしているんですが…(笑)。私自身大きな失敗をしてまして、2年目のステージだと思うんですけど、ダンスで色々フォーメーションが変わる場面があって、たまたま私がどセンターの一番前にいくというフォーメーションだったんです。そこで本来ならみんなが揃って上手に移動するという振り付けを、私だけ堂々と下手にひとりで移動してしまったんですね。本っ当にひとりだけ違う振りをしてしまったんです。でも、ここで慌てた姿をしたらばれてしまうと思って、いや、きっとバレてたに違いないんですけど(笑) とっさに「こういう振り付けだったのよ。私センターだから!」というような、ついてもいない振りを自分で創作して、みんなの元に戻ったっていうシーンがありました。その時は楽屋ですごく脇に汗をかいたんですけど、今となってはとても楽しい思い出です。

―今までの舞台を一言でまとめると

“汗と涙と酒の日々”。

渕崎ゆり子


李 紅蘭役 渕崎ゆり子さん

―第7回公演「新宝島」の思い出

『新宝島』ではジムという主役を頂き、あの夏は私にとって一生忘れられない夏になったと思います。これだけ大先輩がいる中で主役を頂いたんですが、私は追い詰められないと何もしないタイプなので、あそこまでいろんなことでお稽古場から泣きながら帰るということを、この年になってやるとは思わなかったです。でもそんな機会を与えてくださった広井さんに感謝しています。それから、あの年は曲数もすごくて、いろんな歌があったんですけど、私は最後の『♪宝島 〜勇気の旗を〜』という歌を、2幕のエンディングで歌うのが自分へのごほうびだと思って頑張ってやりました。すごく好きな歌を作ってくださった公平先生にも感謝しています。そして何より、あの時はじめて茅野さんが演出に入られたんですが、出来の悪い私を1から10まで諦めることなく、細かく細かくご指導してくださったのがホントに嬉しかったです。舞台自体では、1幕の群集のシーンがとても好きで、みんなで花火を持ってアイリスちゃんが歌ってる、あの光景がもう帝都の、帝国歌劇団ならではの世界だったなと思って、すごく印象に残っています。暑い夏でした!

―3分間ショッピングやグッズについての思い出

3分間ショッピングが定番になって、すごく嬉しいです!本番の中日あたりで、「次はこれ売ってください」って商品が変わったりすることがあるんですが、「何でですか?」ってきくと、「前売ってたのが売り切れたんですよ。すごく販売が好調で」って言われて。それがものすごく嬉しくって、張り切ってやっているコーナーのひとつです。サクラ大戦はグッズが豊富なのでも有名なんですけど、どれか1つといわれると、最初の3分間ショッピングのきっかけになった『茶ッ振くん』!キャップをパキッて開けると上から粉末のお茶が降りてきて、それを振ると抹茶になるっていうものすごい画期的な商品で、何でまだ市場に出回っていないのか不思議でしょうがないんですけど(笑)。紅蘭の一番最初の「これが発明やで! さくらはん飲んでみー」って言うシーンだったので、それがやっぱり私のベスト1です。(※ここで田中公平先生から「今年は3分間ショッピングの歌を作りました!!」と発表がありました! 皆さんお楽しみに!)

―今までの舞台を一言でまとめると

“常に挑戦する場”です。

田中真弓


桐島カンナ役 田中真弓さん

―第8回公演「新西遊記」の思い出

私は“舞台の初日に向けて体調を崩す女優”として有名なんですが…(笑)。ゲネプロまでが調子が良くて、初日から身体が崩れ始めるという。特に『新西遊記』の時にはせっかくやりたい役を頂いたのに体調を崩して、みんなにご迷惑をおかけしまして心残りでございます。出来れば20年前にやりたかったなって(笑)そんな役でした。そんなわけで、その年も体調を崩しておりまして、皆さんの化粧前ってそれぞれの性格が表れるんですけれども、例えば化粧品は一個もなくて花が一輪置いてあるとか、お菓子がたくさん並んでる方とか、お酒がいっぱい並んでる方とか色々なんですけれども、私のところには…ちなみに私、ノドと腰が悪いので“のどごしの悪い女優”といわれておりますが(笑)…ノドと腰の薬がいっぱい! それを誰かが写真に撮ってくれていて、『新西遊記』の思い出の写真集を見るたびに「あぁ、そんだけ薬をやってたんだ私!」(笑)とそんな思い出です。ホントにふっちゃんと同じで「この大役を…!」っていうのがあったんですが、すごい怖い…くらい優しい(笑) 茅野さんに厳しく演出されて、役者としてはホントに幸せでした。

―ダンスについての思い出

花組のトップダンサーとして、10年間みなさんを指導してきました私ですが(笑) いや、ほんとにね、一生懸命やれどもやれども、やっぱりあの年…あ、年の話はアレですか? …もういいですよね! ファイナルですから!(笑) 40過ぎてから始まったもんですから、そこから慌ててやっても追いつかないんですよねぇ。でも頑張ってジャズダンスに通ったりしました。一番おかしかったことはですね、全員が一列に並んで一斉に上手を見るという振りがあったんですけれど、全員が一斉にバッと上手を見た時に、なぜか一番上手の端にいた私が全員と顔が合ってしまったんですよ(笑)。その時の久美ちゃんのすごい顔ったら!
(西原:だって〜! ホントにビックリしたんだもん!)
まぁね、そうだよね、合っちゃいけないのに目が合うんですもんね(笑)。その後、私がこのサクラ大戦のトップダンサーとして覚えた技は、普通、振りを見る場合は自分より立ち位置が前の人のを見るんですけど、私は並列に並んでいても横目で隣の人を見てワンテンポ遅れて見事に踊れる! そんなトップダンサーの思い出でした!


―今までの舞台を一言でまとめると

“試練の場”です(笑)

陶山章央


大神一郎役 陶山章央さん

―第9回公演「新・青い鳥」の思い出

『新・青い鳥』はちょっとそれまでの歌謡ショウと違って、サクラ大戦のゲームの世界に近い舞台だったのが、僕的にはすごく嬉しかったなぁと思いました。ファンの中にもきっと、「こういう舞台を観たかったんだよ!」と思った方が大勢いたと思いますが、9年目にしてそういう舞台が出来て嬉しかったです。個人的には立ち回りを初めてといっていいほどたくさんやらせてもらったことで、やっと自分の居場所を見つけたというか。それまではちょっと、あの…(笑)。9年目にしてやっと仲間に入れてもらえたような、そういう思い出深い舞台でした!

―花組のみなさんとの思い出

(広井:だって去年仲間になったばっかりだもんな。まだ交流もないよなぁ(笑))
え? いや!(笑) 今はもう仲間なんですけど、個人的にそんなに、ね? これっていう出来事とかは…う〜ん、なんかすごく怒られた思い出はいっぱいあるんですけど…。あまり怒られたくないもんで、ついダンサーさんとかとたわいない話を…。キャストのみなさんはお芝居の話とかになるじゃないですか、だからちょっとこう息抜きと言うか、なんか違う話をと思って…(笑)
(広井:結局誰が好きなの? 花組の中で)
えっ!? み、みんな。…って、それは難しいですよ!
(広井:「これだ」ってエピソードはないの? 花組さんと。誉められたとか)
誉められたエピソード?…………あれ?…………あぁ!(笑) 9年目は一生懸命やってたので、そこは誉めていただいた記憶があります! あ、そうだ、ちょっと外れるかもしれませんけど、新春歌謡ショウ大阪公演というのがありまして、これは花組の皆さんと楽しく大阪に行って、故郷に錦を飾れて嬉しかったです!


―今までの舞台を一言でまとめると

せ、“成長”…?

茅野イサム


演出 茅野イサム氏

―歌謡ショウの面白さ

おもしろさっていうとものすごいたくさんあるんで、ひとつだけ。僕みたいにずっと芝居をやってきたものにとって、サクラの舞台で一番すごいなと思えるのは、やっぱり“お客さん”。ただワーワーキャーキャー言うだけならタレントさんの舞台でいくらでもあるんですけれども、あれだけ舞台の呼吸を作り上げてくれる。僕らが稽古場で作ってきたものが舞台上にあがって初めて出来上がる。それを最後に作り上げてくれるのがサクラのお客さんだなって。本当に良い間で拍手を頂いたり声を掛けて頂いたりとかね。僕はいろんなところで芝居をやっていますけれども、こんなお客さんを持ってるこのカンパニーってすごい。やっぱりこの10年間で作り上げてきたお互いの関係って素晴らしいなって思います。ファイナルとなってステージがなくなるのもとっても寂しいですけれども、このカンパニーとお客さまのつながりまで消えていってしまうのが一番惜しい。何かの形で残らないかなって思っています。

田中公平


音響監督 田中公平先生

―『歌謡ショウ』のこの10年とは何だったか

広井さんに10年前、「始めましょう」という話を頂いたときは、非常に気軽に始めた気がします。どうせ一回限りだしって。でもやってみたら、一回じゃやめられないよねって舞台になって…。そして2回目。少し形がついてきて、曲的にも2回目の『つばさ』のはとても気に入っているんですが、ひょっとしたらもっといいものが書けるかもって欲が出てきてしまって、「あと1年やろう!」って。そんな感じでやっているうちに5年続いてました。5年目以降オーケストラがなくなって、事情は私も了解していたものの、この4年間は自分としては寂しいものがありました。なので、やっと今年復活出来るのがすごく嬉しい! 今年は10年目、ファイナルということで、僕も必死になって曲を書きました。今回は歌謡全集も出ませんし、初めて来た方に初めて聴かせる、舞台が深まっていくにつれてどんどんみんなも歌えるようになっていく、という感じがすごく良いスタイルだと思います。そして、1つ言わせていただくと、この舞台もこのゲームも『♪ゲキテイ』と『♪花咲く乙女』があったからこそ続いたと私は思っています。あの曲が12年前に出来て「これならこのゲームいける!」と思ったのが僕と広井さんの感触なんです。昨今の、去年のヒット曲なんか誰も覚えていないっていうような音楽業界の中で『♪ゲキテイ』と『♪花咲く乙女』は10年間、皆さんに歌い続けて頂いている。これから歌謡ショウが終わってもあと10年くらい変わらないじゃないかって言うくらいのパワーがある。それくらい幸せな曲だったんだって自分でも思っているし、聴いていただいているファンの方も花組さんも『♪ゲキテイ』は自分の“人生の中での1曲”として重要な位置を占めて頂いているのではないかと思っています。今度のファイナルでは『♪ゲキテイ』をホントに一番良いところで歌いたいと思っています!

広井王子


作・総合プロデューサー 広井王子氏

―「歌謡ショウ」という無謀なことを始めた理由

他人が言ったことだよね、無謀っていうのは。本人は特に無謀だとは思っていなかったんだけどね。『♪花咲く乙女』の曲を頂いて詞をつけている時に、僕には舞台が全部見えていた。花組さんたちが動いている姿が。それを実際に舞台でやりたいと思ったんです。ただ、ゲームを作った人間とアニメを作った人間と素人が大きな舞台を1つ立ち上げるっていうのはホントにつらかった。全部が初めてで、役者さんにも怒られて。でも怒られることは愛情だと思って、「知らないんだから教えてください」って姿勢でした。10年やってきて、今は舞台のプロデューサーとしてはプロだなと自分で思いますよ。そういう意味では自分では無謀じゃなくて、この10年間勉強させて頂いたと思っています。作詞家としては公平さんにずいぶん鍛えてもらって、今回は「『♪花咲く乙女』に負けないような名曲を一曲作りましょうよ!」って言ってます。これからは、ゲームやアニメのキャラクターが世界中の舞台を駆け回るような時代が絶対来るって思ってるし、これは日本人が持っている素晴らしいコンテンツだと思ってます。日本でもたぶん10年後はそんな劇場がいっぱい出来ていると思いますよ。そこへ僕らはずいぶん早く出発しちゃっただけで。だから全然無謀ではないです。

―最後に「再演」をもってきた理由

いろんな手を考えたんです。他の演目も。だけど『愛ゆえに』にして永遠に終わらない輪にしてしまおうと思いました。現実の歌謡ショウは終わっても、バーチャル空間ではグルグルと同じことを花組さんたちはやっていて、永遠に終わらないんだと。そういう意味を含めて「再演」にしました。

―キャストが揃わなかったこと

それは劇中にも台詞を書きました。花組さんの日常の中に織姫さんがいないって言うことを。とてもいい本になったと思います。一人いないってことで、“終わる”って事がはっきり見えているんですよ。もしかしたら2人いなかったかもしれないし、全員いなかったかもしれない。それは「花組さんたちは永遠じゃない。花は散っていくからとても美しい」っていうことで、ひとり欠けているからこそ、その台詞が活きているという本になっています。織姫さんは花組さんたちの中にちゃんと存在していますよ。

―10年目で最後にしようと思った理由

「10年やろうね」って、2年目か3年目とかに言ってたんですけど、そのころは「出来ないけど掛け声だけは掛けとこうよ」みたいな感じだったんですね。だけど「10年やろうね」って合言葉で5年越え…そして約束どおり10年。プロデューサーの仕事として約束したことはやりました。今はちょっとほっとした部分とすごい寂しい部分とが混ぜこぜです。それと役者さんが少し疲れた。舞台の上で「アニメと同じ」「ゲームと同じ」っていうのを求められる舞台ってのはないですよ。普通は役者が「これがキャラクターです」ってやったら、それをお客さまが受け止める。だけどサクラはお客さまが「こうしてくれ」っていうんです。そんなつらい事は役者に求めちゃいけない。それを10年間求め続けたから、そろそろ解放してあげたいと思います。それが僕の中での一番大きい理由です。

記者会見
10年分の思い出が溢れる記者会見の締めは、花組を代表して横山さんがファイナル公演へ向けての意気込みを語ってくれました。

「ではシンプルに…悔いのないように努めます! そしてお客さまとキャストとスタッフと、もちろん記者の皆様も、みんなで一緒に素晴らしいサクラワールドを完結させたいと思っています。どうぞ応援して下さい。そしてみんなで最後に楽屋で『勝利のポーズ、決め!』で締めたいと思っています!」

これにて記者会見は終わり…と思いきや、ここでなんと横山さんによる生ライブ!!

8月2日に発売予定のマキシシングル「さくら咲いた/新・愛ゆえに」より『♪さくら咲いた』をしっとりと歌い上げてくれました。

さらに、本日来ていただいた記者の皆さんには、帰りに広井氏からの御礼コメントとお土産として『新・愛ゆえに』のロゴが入った特製湯のみが渡されました。最後の最後まで“粋”です、サクラ大戦!

御礼コメント

特製湯のみ

期待高まるファイナル公演。でも終わって欲しくない歌謡ショウ…。ファンの皆様も、待ち遠しいやら寂しいやらで複雑な心中かと思います。

だけど、最後まで楽しみましょう歌謡ショウ!! 今回は、豪華ゲストあり、生オーケストラあり、中日サプライズあり、久々のサイリウム解禁日あり! で、ファイナルにふさわしいお祭り騒ぎのショウになること間違いなし!! キャストの皆さん、スタッフ、そしてファンの皆様のパワーで、青山劇場に大輪のサクラの花を咲かせましょう!!

記者会見







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